第7回 あげづき

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今回は神楽坂のとんかつ屋”あげづき”です。なんでも2015年にミシュランのビブグルマンに掲載された店とかで、食べログでの評価も高かく、かのうどんが主食さんも訪れているようなので期待が持てます。

食べログやグーグルの写真を見ると、コロモの色が妙に薄いのが気になっていましたが謎が溶けました。そのへんは後ほど。。

土曜日の夕方、7時に予約。6時半過ぎに店についたら行列が階段の上くらいまで来ていた。お店の人に聞くと、全員揃ってから入店してくれとのことで7時過ぎにメンバーが揃ってから入店。

せっかくなので特ロースと特ヒレを食べたい。それから1人からメンチカツも食べたい。私はエビフライも食べたい。とのことで、特ヒレ、特ロース、メンチカツ、エビフライを別途3本注文。ご飯と味噌汁を付けた定食にした。さらに時間がかかりそうなのでもろきゅうをとりあえず頼む。

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もろきゅう

もろきゅうは、まあ普通ですかね?あまり食べ慣れないのでよくわかりません。普通に美味しいですが。

そのうち定食についてくる漬物、ポテトサラダ等が出てきました。とくに左の漬物が結構美味しかったです。

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漬物など
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ご飯と味噌汁(豚汁)

いよいよということでご飯と味噌汁(豚汁)がでてきました。豚汁は赤出汁で大変美味しいですね。

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おそらくは特ヒレとエビフライ

というわけでいよいよとんかつの登場です。

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メンチカツとエビフライ

これはメンチカツとエビフライ。全部で3人だがこのメンチカツは結構大きい。誰がどれをということではなく3人でシェアして食べるという作戦。

私はまずはエビフライから。このエビフライ、見た目は結構小さめで少々物足りないのが残念。まず驚いたのが頭から尻尾まで全部に衣がついている。これをどうやって食べようかと躊躇していると、頭から食べられるとのことで早速食べてみると、ナルホド。これは意外と軽い揚げ具合。衣はサクサクではあるが普通のフライにある衣の硬さがない。頭も尾も全く問題なく食べられる。新しい概念のエビフライ。美味しいには美味しいのだが、やはり大きさがそれほどではないので食べごたえは無いのが残念。うーん。コレはコレでいいとして、もっと大きいエビもいいのだが。などと思っているとメンバーの1人が驚きの声を上げた。「なんだこれは?これはとんかつではないみたい!」と言ったのは先に特ヒレカツを食べていたメンバーのM。

詳しく聞いてみると、「肉の塊を食べているような感じ」だそうだ。早速私も特ヒレカツを塩で食べてみる。「なるほど。たしかに何かが違う。やはり新しい概念なのか。。。」肉厚が2cmくらいあり、衣は薄い黄色で普通のフライの茶色ではない。肉の断面は豚肉なのにピンクがかっている。食べると非常に柔らかいヒレ肉を食べている感じ。衣はサクサクだが薄くて存在感が薄いのであたかも衣のない肉の塊を食べているのに近い感じがするのではなかろうか?普段はロースが好きな私だが、このヒレはいいね。塩ともよく合う。

次は特ロース。これは脂身がかなりある。ヒレと同様だが油がある分、ソースとの相性が良い気がした。どちらもご飯、豚汁と一緒に食べるとまた格別。

最後にメンチカツ。これもまたメンチカツという印象ではない。まずまん丸で巨大なのに驚く。コレはかなり時間かけないと火が通らないだろうななどと思いながら割ってみると、中身はなんだか柔らかいミートボールのよう。ひき肉感はゼロ。実際ひき肉ではなく細かく切った肉なのではと思うがふんわりしていてかる~い食感。ソースで食べる。

共通しているのはどれも衣が薄い黄色で天ぷらのような色、衣の食感も天ぷらに近くサクサクするが、固くないので全般的に衣の歯ごたえがそれほどないので肉を食べているような感じ。相当量があって食べる結構きついかもと思ったが、意外にサラリと食べられる。なるほど。食べログのレビューにあったとおりだ。いかにも材料を吟味して低音で長時間かけたからなのだろう、という出来栄えであった。

とんかつに新しい概念を与えてくれる店だった。こうしてみると、逆に他のとんかつ有名店も気になる。今回新たな基準を得たので、そのうち別のとんかつ有名店にも行ってみようという事で一致した有意義な経験でした。

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