
令和六年一月二十七日土曜日、自宅でローストビーフをみんなで作りました。ついでにコストコのステーキも焼きました。

一番上がコストコのステーキ肉300g、その下がアマゾンで買った確かオーストラリア肉、そして一番下の二つがネットで買った黒毛和牛。コストコの肉はステーキで、それ以外は低温調理のローストビーフにします。いろいろ異なる作り方が紹介されていますが、これまで試して自分が一番良かったと思うのは、まず最初によく焼いて、そのあとで低温調理するというものです。

重量比1%の塩と胡椒を全体にまぶしました。

表面をよく焼きます。肉の表面にくっついているのは、たまたまあった残りもののローズマリーです。

真空、というほどではありませんが、それなりに空気を抜いてパッキングします。

低温調理機をセット。

従来57度でやっていたのですが、ピンクはピンクですが若干火が通りすぎの気がしていたので、今回はこの指示に従い55度でやってみます。

肉の厚さを考えて、時間は長めにしました。

付け合わせのマッシュトポテト。このほかにほうれん草の炒めものも用意しました。

ついでに食べる、コストコのステーキ肉、1%だったか0.8%だったかの塩と胡椒をまぶしました。

コストコステーキ肉300gを三人で分けた一人分なので、およそ100g相当。マッシュトポテトとほうれん草の炒め。ソースをかけてしまったのでわかりにくいですが、いい感じで火が通っているかと思います。これはこれでかなりおいしい。むしろこれでいいのでは?というくらい。写真は撮りませんでしたが、コストコステーキは低温調理ではなくフライパンで焼いたので、手間もかからずらくちん。ぺろりと平らげてさすがにこれだけでは物足りません。

出来上がりのローストビーフ。
写真撮影が雑で、菜箸くらいどかして取ればよかったと反省。しかし、このピンクさ加減はなかなか良好。ピンクというよりは赤に近い。血が滴るようでレアかなと?ちなみにこれは輸入肉のほうです。

最初と同じ写真です。かなりレアな出来具合で、好みによりますが、私には55度はちょっと低すぎかなと思いました。次回は56度にします。左が輸入肉で右の二切れが黒毛和牛。ローストビーフは、アメリカ系のレストランに行くと割と厚切りで出てきますが、料理の鉄人酒井シェフは薄いほうがおいしいというし薄切りのほうがよく見かけるかと思います。果たしてどちらが良いのでしょう?よく見ると、左の輸入肉は上のほうにかすかに見えるのが薄切りバージョンで、大きく見えるのが厚切りバージョン(1cm)くらいなのが分かるかと思います。右の和牛は柔らかすぎて薄切りは不可能でした。簡単にバラバラになりそうで。
和牛のほうはまさしくとろけるような柔らかさで大変おいしく、しかも意外にもあまり脂が気にならない。見た目でもそれほど脂ぎってないですよね。輸入肉のほうも全然これでいいだろうという味でした。ただ両者ともに、ちょっとレアすぎるかなというのが個人的な感想でした。
低温調理のローストビーフは簡単ですが、時間がかかるのが難点ですね。それと塊肉の入手が難しい。値段も意外と高い。ついでに言えば、コストコのステーキは、輸入肉ではあるもののそれほど安くありません。近所のスーパーの普通の和牛のステーキ肉でいいのでは?という気もしないでもありませんね。念のために言えば、脂の乗りには負けますが、コストコのステーキ肉は確かに和牛とは異なるおいしさがあるかと思います。もう少し買いやすいと(買う場所とか一枚でも買えるとか)それはそれでいいのですが。
総合的に、入手性や手間、値段、味、総合して、個人的に一番いいのは、近所のスーパーで買う和牛のステーキ、次いで、コストコステーキ、最後がローストビーフですかね。ただし、柔らかさという点では均一に火が入り、しかも低温でできる低温調理のローストビーフが最も柔らかくできるかと思います。よって固めの肉をいかにおいしく食べるか?というのが本来のローストビーフなのかなとも思いました。ローストビーフなら薄切りにすれば固めの肉でも気にならなそうだし。
ここから先は、個人的にやっている、家庭でのステーキに関する一考察です。

近所のスーパーの黒毛ではないが和牛サーロイン、 291gで2269円。コストコのはアメリカ産でおよそ300gで2000円ぐらいだった。(実際は三枚入り、およそ1kgで6千円少しのを購入したので一枚では売っていない。)とすれば、値段は大体同じだから、近所のスーパーで和牛のステーキ肉を買うほうが少なくとも楽。

これは、同じく近所のスーパーの100g程度の和牛ステーキ肉で、特に厚切りと銘うっていないものだが、それでも2cmある。

この肉がどの肉だったかは忘れてしまったが、家で鉄板を使って焼くとこんな感じ。特に厚切りの肉ではないと思われる。

火の通り具合も良好ではないか?

別のステーキ(多分前記のヒレステーキ肉)、見た目もこの程度で十分。簡単。味もこの程度で満足。これはフライパンで焼いたもの。やはり、ローストビーフは人数が多い時用の特別メニューと考えるべし。確かに、低温調理によるピンクの火の入り具合を自在に簡単に設定できるのは魅力だが、普段は面倒なのでステーキで十分。低温調理でステーキも可能だが、やはり面倒。もっとも100gあたり7000円とかの肉ならそうするかも。 結論はでず、いろいろ考えたがやはり一長一短という当たり前のところに落ち着きました。